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くすりと笑ってしまう動画で親しみやすさを表現 [第9回日経電子版広告賞受賞インタビュー]

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【開始日】2018年03月05日 インリード動画
くすりと笑ってしまう動画で親しみやすさを表現 [第9回日経電子版広告賞受賞インタビュー]

クリエーティブ部門 最優秀賞 デル

日本を含む全世界でパソコンやIT(情報技術)システムを販売する米大手IT企業デル。企業の会議室を舞台に、外国人のボスが関西弁でITシステムの変更を社員にむちゃぶりするという、思わず笑ってしまう表現で、2018年度の日経電子版広告賞クリエーティブ部門 最優秀賞を受賞した。企画の意図や狙いについて、デル株式会社コンシューマー&マーケティング統括本部 本部長の田尻祥一氏と、同本部 部長の横塚知子氏に聞いた。

「気軽」にコンタクトを取ってもらうきっかけに

-- 企画の意図や狙いをお聞かせください。

田尻氏:今までの我々のマーケティングは、セールスキャンペーンのタイミングでお得な情報を出すというシンプルなやり方でした。今回の企画の発端は、特に社員数1人から99人の「スモールビジネス」のお客さまにデルというブランドを知ってもらい、ウェブサイトを訪れてもらうきっかけを作ろうというものです。
デルの強みは、日本で20年以上、システムや商品についてお客さまに助言できるアドバイザーチームが活動を続けてきたことです。親しみやすい動画広告を流すことで、デルのアドバイザーに気軽に何か聞いてみようかなと思ってもらいたいというのが今回の企画の狙いです。

横塚氏:我々の調査によると、スモールビジネスのお客さまの中で9割以上は購買担当がIT担当を兼務していました。ほとんどの方が十分なITの知識を持っていない。そんな状態でも全く恥ずかしがらずにお気軽に私たちに電話していただければ、何がベストの機器構成、価格帯なのかをお伝えしますよ、というコミュニケーションにしています。

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コンシューマー&マーケティング統括本部 本部長 田尻 祥一氏

デジタル広告はマーケティング効率が高い

-- 日経電子版に対し、どのような期待がありましたか。

田尻氏:紙の媒体に継続的に広告を出していましたが、日経が日経電子版によるデジタルシフトを強める中で、デルとしても何かやるべきなのでは、と感じていました。
デジタルはマーケティングの効率が非常によく、例えば動画を視聴していただいたお客さまに今度は別の広告をあてていくということもできます。

横塚氏:日経って、いわゆるお堅いイメージがありました。それなのに、あえて笑える面白いクリエーティブを最優秀賞として選んでいただいた。すごくサプライズで親近感を感じました。

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コンシューマー&マーケティング統括本部 部長 横塚 知子氏

日米の笑いの感覚、すりあわせに苦心

-- クリエーティブ制作で留意された点、苦労された点は。

田尻氏:我々の場合まず、米国のグローバル本社が構成とコンセプトのたたき台を作ります。その後、英語の台本を日本語に翻訳するのですが、あちらの笑いのセンスと我々の笑いのセンスが100%一致するわけではありません。「アメリカンジョーク、よく分からない」という感覚ってありますよね。

横塚氏:関西弁とか博多弁の方言にしようと決めたのは、本当にどう作ろうかと夜な夜な頭を悩ませていたときですね。エモーショナルな形でどう伝えるかと考えたときに、「これは方言でいこう」という話になりました。

田尻氏:社長とか上司にむちゃぶりされているという場面、日本人からすると「あるある」ですよね。実は広告の中で社長からむちゃぶりされている社員、マイケルという名前にしたのですが、これ、デル創業者のマイケル・デルから取ったんです。グローバル本社にはナイショですよ。お客さんから親しみを持たれるというコンセプトなので、ボス自らボケていただこうかと思いまして。

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キャンペーン開始後に顧客数プラスに転じる

-- 掲載後の効果や社内外の反響はいかがですか。

田尻氏:最後まで見ていただく完全視聴率が平均よりもかなり上回っていますので、それだけ評価いただいているのだと思います。アドバイザーチームもお客さまから「見たよ」「いいね、面白いね」という声をかけられるそうです。2017年9月に今回のキャンペーンを開始してから、それまでスモールビジネスのお客さまの数はマイナス基調だったのがプラスに転じました。だいたい前年比でプラス15~20%ぐらいです。

横塚氏:これまでクリエーティブで賞を取ったことが一度もなかったので、感無量です。
田尻氏:社内でも「こんなの取りました」と大々的に宣伝しました。

サービスの中身をさらに発信したい

-- 今後の広告展開やマーケティング戦略、日経電子版に対する期待をお聞かせください。

横塚氏:アドバイザーの認知度は現時点では高いとは言えないですが、こうした形で認知度をあげていけばより一層お客さまのお役に立てるようになると思っています。
田尻氏:今回のキャンペーンで、デルの新しいイメージができつつあります。次は、使ってみたけれど本当のところはどうなの?という段階になると思うんですよね。今後は実際にアドバイザーができることの中身を発信していきたいと思っています。例えばPR記事という形などでぜひ、また日経電子版と連携したいです。

  • CD : 菊地英雄(電通)
  • C : 加藤雅也(MAVERICK)
  • MPl : 本村直知(グループエム・ジャパン)
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肩書・役職名はインタビュー当時のもの

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