事例
サイボウズ

企業の「ざんねんな情報共有」を1コマイラストに [第10回日経電子版広告賞受賞インタビュー]

デジタル
【開始日】2019年01月22日 日経IDターゲティングレクタングル(クリエーティブ部門 優秀賞)
企業の「ざんねんな情報共有」を1コマイラストに  [第10回日経電子版広告賞受賞インタビュー]

 サイボウズは、企業の「情報共有」で生まれがちなストレスやムダといった事象を親しみのあるイラストにまとめて「ざんねんな情報共有ずかん」という名称で自社サイトに掲載。その「ずかん」をもとにしたバナー広告が、2019年度の日経電子版広告賞(第10回)においてクリエーティブ部門 優秀賞を受賞した。同社ビジネスマーケティング本部 第1プロダクトプロモーション部 第1グループ 副部長の小俣真吾氏、同・第1グループの阿部光博氏、熱田優香氏に同企画の意図や効果などを聞いた。

「おかしい」と思いながら仕事をする人たちに気づいていてもらう

――今回の出稿の意図や狙いについてお聞かせください。

 弊社が中堅・大規模組織向けに提供するグループウエア「サイボウズ ガルーン」のさらなる認知度向上が目的です。「ガルーン」を導入したときの理想的な仕事の仕方とは逆の“ざんねんな情報共有”の現状を、キャッチーなタイトルと1コマのイラストの形でいくつかつくって「ざんねんな情報共有ずかん」にまとめ、それをもとにバナー広告を制作しました。“ざんねんな情報共有”を行っている会社の人は、おかしいと思いながら仕事をしています。そういった人たちに、それが“ざんねんな”なことだと気づいてもらえればと考えました。

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ビジネスマーケティング本部 第1プロダクトプロモーション部 第1グループ 副部長 小俣真吾氏

――イラストはどれも企業で業務を行う方々がよく直面する事象で思わず笑いを誘います。

 今回は広告の対象者を変えたという点でもチャレンジしています。中堅・大規模組織向けITシステムの広告では、情報システム担当者に向けた広告を制作してきましたが、今回は、現場の業務担当者向けにしました。業務を行う方々が“ざんねんな情報共有”をしている現状に気づき、情報システム担当者にシステムの改善を要望していただく、併せて情報システム担当者がそうした業務担当者の声を受け止め、システムを改善してもらえればと考えました。

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ビジネスマーケティング本部 第1プロダクトプロモーション部 第1グループ 阿部光博氏

日経電子版の読者は課題を発見したり改善したりする意欲が高い

――掲載媒体として、日経電子版にはどのような点に期待されましたか。

 このような狙いがあったため、日経電子版には業務担当者の読者が多くいる点を期待しました。日経電子版の読者は、日本経済新聞の読者と重なっており、課題を発見したり改善したりする意欲が高いことを、過去に掲載した広告の反響を通じて確かめています。
 こちらの意図した読者層へメッセージが伝わったかどうかを確認できる点にも期待しました。日経電子版では広告を閲覧した方々の職業や年代などの属性を調べることができます。「ざんねんな情報共有ずかん」をベースにした広告は複数のメディアを活用して長期間にわたって展開する予定で、どのような人たちにより響くのかを確かめたいという要望もあり、広告展開の初期段階で日経電子版に掲載しています。

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ビジネスマーケティング本部 第1プロダクトプロモーション部 第1グループ 熱田優香氏

――クリエーティブで特に留意された点、苦労した点は?

 クリエーティブについては非常に悩みました。代理店の日本経済広告社(ADEX)の担当者には、最初からチームのメンバーとして参加いただき、イラストの内容、イラストに付けるタイトルなど一つひとつについて意見交換をしています。イラストのテーマとして何を採用するかについては、かなりギリギリまで悩みました。
 職場の“ざんねんな情報共有”に伴う事象をイラストで表現するときにはイラストレーターの方にうまく伝えるためにかなり苦心しました。「会議は印刷から始まる」の例では、コピーマシンと自席の間を行き来する大変さなどをイラストレーターの方に丁寧に説明しています。絵の得意な社内メンバーがラフを描いてイラストレーターの方にイメージをつかんでもらったこともあります。
 「ざんねんな情報共有ずかん」は複数の1コマイラストで構成していますが、日経電子版のバナーでは、一度に1コマのイラストしか表示できません。そこで、ほかにも複数のイラストがあることを伝えて全体を見たくなるように、「No.008」といった数字をあえて入れたり、「10,000ダウンロード突破!」など多くの人が共感していることを数字で示したりするなどの工夫をしました。

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高いコンバージョン率、日経電子版は「読む意欲」の高い人が多い

――日経電子版に掲載されて効果や反響はいかがでしたか。

 バナー広告をクリックして、ランディングページから「ざんねんな情報共有ずかん」本体のPDFファイルをダウンロードした数をコンバージョンと定義しましたが、その比率(CVR)が26%超と、これまで見たことがない高さになりました。狙ってもそう何度も達成できる数字ではなく、日経電子版とこの広告の親和性を感じています。日経電子版は基本的に「読む意欲」の高い人が多いことが、この高いCVRの背景にあるのでしょう。CPA(顧客獲得単価)に換算しても、やって良かったと感じる数字でした。SNS(交流サイト)でシェアされて広く拡散しましたが、発信された方はみなさん、「自分ごと」化をされており、今回の受賞につながった大きな反響につながったと感じています。

――今後の展開についてお聞かせください。

 「ざんねんな情報共有ずかん」の広告は形を変えて続けますが、さらに2020年は事象に対する答えとして、ガルーンの活用法を見せたいと考えています。同じクリエーティブをベースにしますが、見せ方を変え、より注目を集めます。日経電子版ではセグメント化したオーディエンスに対して効率的に広告を表示できるので、その特徴を生かしたいと思います。また、日経電子版は役職者が多いという特徴もあり、大変魅力的です。弊社の広告を通じて、より多くの人に今の仕事の“ざんねんな”現状に気づいていただき、ガルーンの活用を検討いただければ幸いです。

  • 企画:日本経済広告社
  • 制作:アド・エンジニアーズ・オブ・トーキョー
  • CD:石井啓之(日本経済広告社)、雪本翔平(日本経済広告社)
  • AD:佐藤功晃(アド・エンジニアーズ・オブ・トーキョー)
  • C:石井啓之、雪本翔平、金丸 哲(アド・エンジニアーズ・オブ・トーキョー)
  • Pr:岡崎優子(日本経済広告社)
  • 制作Pr:奈良大貴(アド・エンジニアーズ・オブ・トーキョー)
  • Dr:岡崎優子
  • I:Studio-Takeuma
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肩書・役職名はインタビュー当時のもの

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