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新年の仕事や暮らしに影響与える元日の新聞広告

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新年の仕事や暮らしに影響与える元日の新聞広告

コラム担当のNです。
今年も残すところあと2か月、年賀状やおせちなど、年末年始の話題も聞こえ始めました。
そろそろ来年の話題をしても早くはないだろうということで、元日の新聞について調べた結果をご紹介します。

「華やか」「楽しい」「今年の参考」と評価される
元日の新聞

一年の計は元旦にありと言います。
元日の新聞は新年の予定だったり、新たな消費トレンドの予測だったり、未来を占う記事が多いので、私は読んでいてワクワクします。
そんな元日の新聞は、どのような特徴があるのでしょうか。
日本経済新聞社では読者モニターであるJ-MONITORを利用して、元日の新聞や新聞広告に関するアンケートを行いました。
下図はそのアンケート結果のうち、「正月の紙面」に対する印象を聞いた結果です。

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元日の新聞は「華やかだ」「読むのは楽しい」「今年の仕事や暮らしの参考になる」などの項目で多くの人が評価をしています。
新聞というと真面目、堅い、地味といったな印象を持たれがちですが、元日の新聞は華やかさなど、いつもと異なる印象を持たれていることがうかがえます。

ゆったり読まれ、商品アピールの好機

アンケート結果をもとに、元日の新聞広告をマーケティング目線で分析してみました。
元日の新聞は「華やか」なハレのタイミングです。気持ちが浮き立ち、消費者の財布のひもも緩むかもしれません。
「普段より読む時間が長い」という評価もあります。
自社商品をアピールする絶好の機会ではないでしょうか。

「今年の仕事や暮らしの参考になる」という項目が3番目に上がっているのも特徴です。
メディア研究などでは「アジェンダセッティング」というテーマがあります。
平たく言うとマスメディアが伝える情報に対して、消費者が「重要なこと」と受け取ったり、行動する際の指針としたりすることで、選挙の争点などがあげられます。
元日の新聞が「参考」として多くの読者に評価されているという点を踏まえると、新年の切り替えに合わせて企業のメッセージを伝えると、消費行動に影響を与えられるかもしれません。

元日の新聞閲読に2つの山

元日の新聞の「質」的な側面をご紹介してきましたが、実際の閲読ではどういう特徴があるのでしょう。
日本経済新聞社では日経電子版の有料会員向けに、紙面ビューアーという新聞の紙面画像をスマートフォンやタブレット端末でご覧いただけるサービスを提供しています。
閲覧ログデータから、元日の新聞の閲読傾向を分析しました。それが下図です。

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新聞発行日の読者を100として、翌日以降に読む人などの合計(ユニークID数)がどのように推移しているのかを示したものです。
2020年の元日、2020年1月の土日祝、2020年1月の平日に分けて傾向を分析しました。
日本経済新聞というと仕事の情報源という印象が強いためか、元日付や土日祝付の紙面を、発行日当日以降も読む人が存在していることを示しています。
逆に平日付は発行日の翌日以降に読んでいる人はあまり存在しません。
2020年の元日のデータを見ていますと、もう1つ興味深いことが浮かび上がります。
2020年は最初の月曜日が1月6日で、多くの企業が1月6日を仕事始めとしていたようです。
そのためか、1月6日に元日の紙面を読む人も目立ちました。
仕事始めの日というのはビジネス界における元日です。仕事モードになった読者にとって、今年のビジネスの動向予測や仕事に対するスタンスを決める参考資料として、日本経済新聞の元日紙面は読まれたのでしょう。

新型コロナウイルスの感染拡大対策で、2021年は仕事始めのタイミングが遅くなるかもしれません。
2020年よりもさらに長く元日の紙面が見られる可能性もあり、ぜひ元日付けの新聞広告をマーケティング活動に生かしていただきたいと思います。

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